講座4月15日は、船形山の升沢登山口から下に続く遊歩道を歩いて来た。

おそらく去年の9~10月の台風、豪雨の影響と思われるが、各所に大きな崩壊が起きていて数か所が迂回路の表示が出ていたので、そのことも含めて状況を報告する。

升沢登山口に向かう途中からの船形山。
船形山あっぷDSCN2733
この散策路は、以前、3回以上は「福祉登山」などで歩いている。
DSCN2737

DSCN2740
危険個所は少ない印象だったが、崩壊ヶ所が複数あった。
DSCN2765
割山大滝の所は迂回路通りに降りれば問題無いが、私は対岸まで登って行き、広い崩壊の場所を歩いて大変だった。

割山の断崖からの落石も散策路まで届いていたのもあったので注意が必要だ。

今回は、上から下山する方法で歩いた。

上部半分は前日までの降雪で、雪上歩きで花もあまり見えないが、後半の下では雪は無く、キクザキイチゲの群生などが見られた。

DSC_0012

DSC_0034

DSCN2772
下の駐車場手前の木橋の所では、水芭蕉の群生も見られた。

DSCN2824

DSCN2826
船形神社も登ったが、下山が怖いと言う方も居て、班を分けて迂回をしたが、回り過ぎて時間を要した。

内水面水産研究所の隣で、やや広い敷地が工事中で、大音響を流して「クマよけ」をしていた。

 

遊歩道の下山口で、NO.78「つくばねそう」が見られた。 

DSCN2770
つくばね草は「衝羽根草」と書く。

茎の高さは15~40㎝。

この画像では、分からないが秋には中央の実が丸く黒くなって、周囲の葉?が赤くなると、羽根突きの羽子(はご)に似て、この名がある。

近縁種に、クルマバツクバネソウ、キヌガサソウがある。

別名「土針(つちはり)」とも、書いてあるが、それの意味は分からない。


中国語では、なんと、「黒狐Hei1 hu2(ヘイ フー)の表記で、クルマバツクバネソウも含んだ名称のようだ。

土針で調べて見ると、同じ「土針Tu3 zhen1」(ツー チェン)と出たが、別な言葉かも知れない、これも分からない。


似た名称に、
NO.79 つくばね(樹木)がある。

これは、以前、撮影はしているが、すぐに画像が見つからないので、それは後日。

つくばね草とは違い、高さは1~2mの木。

ツガ、モミ、アセビなどの木に半寄生する。

花は5~6月、実は10月頃で、その丸い実の周りにある小さな葉(苞、つと、ほう)が羽付きの「つくばね」に似ている。

 

もう一つ、紹介するのは、NO.80 サンショウウオ(山椒魚、もう一つ魚辺の一文字がある)。

一応、これにも番号を付けて置く。

遊歩道の中間より、すこし上にある「すりばち沼」に生息。

DSCN2756
画像も撮れたので、
アップ画像

DSCN2758
手の平の乗るほどに、20㎝以下と小さい。

クロサンショウウオの超アップDSCN2758
50~150㎝のオオサンショウウオとは、大違い。

山椒魚の名は、山椒に似た香りがある種もいることから、と言う説明だが、食用としていたことから分かる。

また、はんざき(半裂)の名があり、半裂きにされても生きているとの俗説から。

 

山椒魚を中国語で見て見ると、なんと「日本胡椒魚riben3 hu2jiao1 yu2 (リーベン ハジャオ ユ)と出た

日本固有種では無いと思うが分からない。

別に中国の大山椒魚を娃娃魚Wa3waiyu3 (ウエイウエイ ユ)と呼ぶ様だ。

捕まえると、赤ん坊のような泣き声「ウエイウエイ」を出すと言う俗説があるとのこと。
日本も中国も「魚」としているのが、面白い。

福祉ウオークは4月18日、コロナ危機の中、実施を迷ったが大郷町に集合して、万全を期して塩竈神社で実地した。

DSCN2857
私久ぶりで周囲の景観もだいぶ変わって驚いた。

七曲坂を降りて、二〇二段の階段を登り、参拝、満開を見て歩いた。

DSCN2860

DSCN2871

DSCN2874

DSCN2876

DSCN2877

DSCN2914
御衣黄(ぎょいこう)の開花は、ソメイヨシノより遅く、まだの様だ。

DSCN2910
以上。