東北アウトドア情報センター(略称・TOI とい)

TOIの活動報告、行事予定、面白花図鑑連載中。 東北アウトドア情報センター(TOI)ホームページ (発足からの活動、資料、各情報など) http://toi2015.o.oo7.jp/ 旧ブログ ~2019.3 TOIprのブログ http://toi09.cocolog-nifty.com/blog/ 記載者 八嶋 寛

2022年01月

2月11日金、祝日は、泉が岳の東側、了美(りょうび)ワイナリー(農園)から蘭(あららぎ)山、または付近を登る。
申し込みは1週間前まで。参加者の車などの状況で判断し、集合は愛子、仙台駅、現地と分けます。

 面白図鑑No.114  十六羅漢(じゅうろく らかん)

1月5日の登山では蕃山(はんざん)を登り「大梅寺(だいばいじ)」に下山する予定で、寺に着いたら「十六羅漢の石仏を説明しようと思っていたが、「救急活動」となって出来なかった。

蕃山は一般的には大梅寺から登る方が多いが、当方は愛子集合なので、「大梅寺」に行く機会が少いので、今回、テーマとした。

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実は、この大梅寺の「ラカンさん」(親しみを込めて、そう呼ぶこともある)のことは、私が編集した本に書いてある。この本は「遙連(ようれん)」のタイトルで仙台市図書館が蔵書しているので、興味のある方はご覧下さい。

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十六羅漢は昭和55年(1980年)頃に、仙台市役所の前で営業していた居酒屋「ねぼけ庵」(平成3年に閉店)の店主と常連客が、共同で制作して寺に奉納したもの。

 羅漢は、ブッタの16人の高弟のことである。

東北では、鳥海山の麓、遊佐町吹浦(ふくうら)の日本海沿岸に、自然石で作った「十六羅漢岩」があり、山形県の歴史文化、百選の一つとなっていて、「サンセット十六羅漢岩」とも呼び、日本海の夕日が美しい。

宮城から登山に行くと、そこまでは行かずに戻って来るので見る機会は無いが、鳥海ブルーラインを北側に降りて、一周して南に戻れば見れる。

また、この海岸には笹谷峠と同名の「有耶無耶の関跡」もあって、歴史に触れるのも楽しい。

報告

14日金の野山は、さいかち南エリアの周回。

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熊と思われる足跡
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岩に薄氷が張り付いた状態を、登山用語では「ベルグラ」と呼ぶ。

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19日水の講座は、七ヶ宿町の蛤山(はまぐりやま)。

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22日土の野山は、天文台の下から古道コースまでを周回。

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靴底の剝がれには、アイゼンが有効
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林道の崖をロープで降りた。
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以上。

2月の予定

野山ウォーク(愛子9時出発)は、1月14日金、22日土、28日金。

2月5日土、11日(金、祝は8時出発)、19日土、25日金曜日。

講座は1月19日水、2月2日,16日の水、愛子(仙台駅になる場合も有り)8時出発、10分前集合。

 

報告(1月5日水曜日の野山ウォークで怪我人が出て、救援依頼し下山)

 

蕃山を「ホタルの里」から登り、雪と急斜面の為に下山路を大梅寺に変更。

下山中のAM11時頃、大梅寺登山口まで100mの所で、参加のIさん(仙台市青葉区八幡町在住)が、左足首を痛めて歩行困難になり、仙台市消防局と宮城県警に救援をお願いしました。

13時半頃、救急車でIさんが知る八幡町の医院に運ばれ、診察の結果、骨折してることが分かり、後日、別な病院で手術を行うことになり、自宅に帰りました。

翌日、仙台労災病院で診察し、入院予定です。

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経緯は以上ですが、消防ヘリコプターが頭上まで来て旋回し、地上からは救急隊員数十名が上がって来て、結果、ヘリ救出は止めて「担架ソリ」で運ぶこととなりました。

原因は、アイゼンは履いていたが雪の為に足がすべり、大きく転倒はしなかったもののバランスを崩し、足を強くねじったためです。

アイゼン歩行の不慣れもあるかも知れないし、筋力、骨の弱さもあったかも知れません。

靴の確認まではしてませんが、登山靴ではあった思います。

 

雪上歩きは、足首まで高い靴が必要で、不安な方は必要に応じて「足首保護のサポーターを事前に装着するのも方法です。

長靴歩行の方もおりますが、雪で斜面のある道での歩行は足首に注意です。

 

私の遭難現場での経験から、ヘリ救出では身一つだけの吊り上げで、荷物を置き去りにされることもあり、貴重品を身に付けておくこと、などは伝えてました。

今回の外気温はマイナスの寒さでした。
 ツエルト(リーダー持参)や防寒着の予備、携帯カイロ(大小、複数)と予備食(通常に昼食と別に持つ)ことなどの必要性を強く感じました。

以前から伝えてますが、四季を問わず「下着上下」を常備すること。

乾いた衣服と携帯カイロがあれば、動かずにじっとしても防寒効果があります。


  スマホのバッテリー(予備も)の管理も必要になっています。

位置情報を知らせる方法など、今後、野山や講座で伝えて練習して行きます。

 

今回の参加者12名が協力して連絡して行動し、救急隊員が迅速に対応して頂いたことで、当方のグループは、14時前には解散出来ました。

 怪我の現場が近いこともありましたが、通常は暗い時間までになることは覚悟すべきです。

 ヘッドランプ、予備バッテリーの準備なども点検して置きたいです。

下記画像は、怪我する前の山頂での撮影です。
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1月7日は、「さいかち北エリア」、風が冷たく沢沿いの風を避けたルートを回りました。

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1月10日火、祝日、成人の日は「安達古道」へ。

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歩く前に「川崎町側の安達」まで車で見に行き、意外な「安達集落」を見て来てから、
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「ぶどう農園」のようでした。
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秋保に戻り、「ホテル きよ水」から林道に入り、歩きました。
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イイギリ(飯桐)の実
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次回、また調査したい場所です。

以上です。

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