東北アウトドア情報センター(略称・TOI とい)

TOIの活動報告、行事予定、面白花図鑑連載中。 東北アウトドア情報センター(TOI)ホームページ (発足からの活動、資料、各情報など) http://toi2015.o.oo7.jp/ 旧ブログ ~2019.3 TOIprのブログ http://toi09.cocolog-nifty.com/blog/ 記載者 八嶋 寛

2021年11月

先日、お知らせした1月予定の追加と一部変更します。

野山ウォークは、11月26日金。12月は3日金、11日土、17日金。

1月は5日水から開始、7日金、10日月、祝日早め8時出発、14金、22日土、28日金。

講座は12月8日水、22日水。1月19日水、愛子7時半出発、10分前集合。

 

※コロナウイルスはワクチン接種をしても5~6ヶ月で抗体が減少するとの情報もあり、変わらずに用心願います。

 

面白図鑑 No.112  「作並」

11月23日火、祝日の野山は、奥新川駅から奥新川岳を目指したがルート不明で引き返して、時間が残った

ので作並観光案内所と水道記念館を回った。

この「作並観光案内所」は駅の入口内にあって、以前、パンフレット、資料を頂いて来たことがあったので、久し

ぶりに皆さんを案内し訪問した。

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この駅は作並温泉から、少し離れているが、外観も観光案内所も綺麗である。

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比較する必要も無いかも知れないが、JR駅がある鳴子、飯坂とは違う雰囲気だ。

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観光案内入口にあった「作並」の名の由来の説明文では、「作」は水田などが細長く入り込む地形で、「並」

は谷間に並んでいる様子とのこと。

作並は熊ケ根を過ぎて、旧西仙台ハイランド駅から西側である。

何度も通過しているが、水田は見られないし、そんな印象は無い。

「作並」の地名は古文書にもあり古いので、どこか、そう感じる地形、場所があるのかも知れない。

さらに古道を探して、今後の課題とする。

 

江戸時代の奥州仙台領遠見記(えんきんき)、宝暦11年(1761年)発行の書に、当時の作並の様子と、まだ

「石で囲んだ温泉」と書かれており、岩松旅館のご先祖様と思われる、岩松長三郎氏の名前も記されている。

1761年は、江戸中期で名奉行、大岡忠相(実在)が活躍した頃。

この文書を書いた人物の名前は分かっていないが、仙台藩の藩境や関所を巡回していた役人と思われ、丁

寧、正確に書き残している。

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もう一つ、この仙山線の作並駅は、日本で初めて「電車」の実験が行われた場所である。
長くなるので詳細は書か
ないが、多くの歴史ドラマがあって、日本の新幹線の基になったようだ。
鉄道関係者、マニアには「聖地」とも言える所とも言える。

是非、この観光案内所と歴史探索をお勧めしたい。

 

活動報告

11月17日水は、川崎町のオボコンベと桐ノ目山を登り、西側の巡視路から下山した。
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20日土は、川崎町の北山。

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26日金は、さいかち西エリア、岩元山から周回ウォーク。
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以上。

予定のお知らせ。

野山ウォークは、11月20日土、23日火・勤労感謝の日、すこし早め出発。

26日金。12月は3日金、11日土、17日金、1月は7日金、15日土、21日金、28日金。

講座は11月17日水、12月8日水、22日水。1月は後日、追加。仙台駅7時、愛子7時半出発、10分前集合。

※申し込みは毎回終了後に次回の参加受付。以外は電話、SNS、ラインなどで。

申込み・野山ウォークは原則3日前、講座は7日前です。キャンセルは前日17時まで。

※「中止」以外、申し込み者に当方から返信は特にしません。 以上

面白図鑑NO111、戸神山(とがみやま)504m 

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戸神山(とがみやま)という山名は、日本山名総覧(白山書房)には載っていない。

「戸」から始まる漢字の山名も、総覧にはなかったが、大木戸山(おおきどやま)12887mが日光市、鹿沼市に、大戸山(おおとやま)1275mが会津若松市に、大戸岳(おおとだけ)1416mが会津若松市と下郷町の境にある。

大戸岳は、まさしく、大きく立ちはだかるような印象のある山だ。

地名では、群馬県沼田市と千葉県院西健に戸神(とかみ)があるが、由来までは調べていない。

ネット情報では、仙台の戸神山を「尖った神のような」とかの表現で紹介しているのもあったが、私なりの印象で推測すると、実はこの山は仙台中心部から西道路を車で進むとトンネルを過ぎてから正面に見えて来るが、大東岳(だいとうだけ)1365.6mの方が大きく見えることがあるし、天気の具合で見え方が変わってくる。

しかし、愛子駅に近づくと見えないと言うか、他の山とまじってはっきりしなくなる。

冒頭で江戸時代からと伝えたが、その頃、西道路は無いし国道も無い。

今の西道路と並行してあるのは、折立団地の下の道が諏訪神社付近まで続くのが「古道」で、今もある。

この関山街道に入るには、青葉城方面から大梅寺を経由するのと八幡町から落合を経由するのとの二本ある。
見えるポイントを調べた訳では無いが、標高が高くないので見えたり見えなかったりするのは、今も昔も同じだったと思う。

そんな中から、山容の良いこの山を大事に区別して置きたいと言う考えがあったと思う。

皇国地誌を見て行くと、他に面白いことがいくつかある。

まずは、現代の蕃山(ばんざん)は「綱木山(一名蕃山高参拾七丈・・・)」と書いてある。

そして、その「東南に栗生山があって茂庭村と下愛子村の境」となっていると書いてあるので、折立団地付近に栗生山があることから、「栗生」の名は古いことが分かる。

もう、一つ。

上(かみ)愛子、下(しも)愛子は地元の人は区分が分かると思うが、古文書を見ると白沢付近が上愛子で、蕃山の北側が下愛子である。
普通なら、お城に近い方が「上手」、離れると「下手」と思うが、山側に向かって「上下」としているのが面白い。

活動報告

10月27日は、みやぎ蔵王の名号峰(みょうごうほう)1409.9mへ。
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熊野岳寄りの「自然園」まで約20分、往復40分、足を延ばした。

その名の通り、自然の庭園で石や松の配置景観がよい。御釜、熊野岳方面からも行ける所。

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月3日水、文化の日は、馬ノ神山1551mへ。
下記2つの画像とも山頂にて。標識が無い。
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16日土は、戸神山の北側、初めてのルートを歩いた。

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12日は、芋煮会をサイカチのP1で開催
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以上。

 

 

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