5月の野山ウォークは2回。
8日は沢コースから鉄塔コースへ。
画像は、鉄塔29番の広場で、船形山を背景に。
2回目の22日は参加は22名。マスクを付けた集合写真は、ある意味では歴史的な記録写真。
講座は3回。
13日は、山形県の雨呼山とジャガラモガラ、若松寺へ。
これも蔵王ならではの面白さだ。この澄川沿いの元・かもしか温泉に通じる道から見る景色はアルペン的。
そのルートで見た花。
面白図鑑は、今まで80余を書いて来た。まだ数が足らないが由来を分類するとすれば、薬草、仏教、武士、染料、葉、花、根の状態などに分けることが出来る。
もう一つの見方は、漢字が伝わって来て、元々の和名に当て字している場合や薬草の関連で引き継いだ名もある。どれも関連する物語、道具、色、薬効なども含まれていて探って行くのは面白い。
かなり無理な当て字もあって、発音が三つで漢字が四つもあった。
今回は、NO.86 ノビネチドリ(延根千鳥)。
ノビネハは根が延びているからと言うのは、別に「テガタチドリ」と言うのがあって、それとの区別の為のようだ。
分布は日本、朝鮮半島、カムチャッカとあって、中国は入っていない。
「チドリ」では、ハクサンチドリ(NO47)が有名で、以前、書いた。このノビネチドリで中国語を調べると見当たらないが、ハクサンチドリでは「蜂鳥fen1gnia3o」と出たし、ハクサンの方は中国にも分布するようだ。
もう一つ、ツマトリソウ。
ツマトリソウ(NO40)は褄取草と書く。
褄とは、兜(かぶと)や鎧(よろい)に付いている物で、花に見られ淡い紅色も関連するらしい。
説明が難しいが、着物や衣服の褄(つま)、いわゆる端のこと。
端を摘まむことであるから、兜、武具を締め付けたり、固定するヒモか、布かも知れない。
着物の着付けをする方なら、分かるかも。
中国語では、以前とは違う、馬蹄鉄Ma3titie3と云うのが出た。