東北アウトドア情報センター(略称・TOI とい)

TOIの活動報告、行事予定、面白花図鑑連載中。 東北アウトドア情報センター(TOI)ホームページ (発足からの活動、資料、各情報など) http://toi2015.o.oo7.jp/ 旧ブログ ~2019.3 TOIprのブログ http://toi09.cocolog-nifty.com/blog/ 記載者 八嶋 寛

2019年09月

9月15日の不忘山は前回、花だけを紹介したので登山風景をアップした。
山に向かう途中での不忘山全景
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その後の企画は、台風の影響で二度、中止した。

9月19日は、10月2日に市民センターで実施する場所の下見。

カッパダ川は愛子のイトーヨーカドーの敷地に看板があり昔の山々が描いているので、皆さんに紹介。

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詳細は、後日、書く予定。

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福祉登山は21日に海洋公園でパークゴルフ大会、景品付き。

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27日の野山ウォークはサイカチ緑地公園の南と北エリアで、ツリフネソウ、ミズヒキを見たので紹介する。

NO.65 ツリフネソウ

サイカチ沼の南エリアの隧道の東入り口で、ツリフネソウを見つけた。
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この時期(9月末)かな?と思ったけど、高山は8月頃だが、低地は今頃(9~10月)のようだ。見た目の通り、帆掛け船を吊り下げたような、とか、花器の釣舟とか、現代の船とは違うイメージだ。色は赤紫色の濃い薄いがあるが、希に白いのもあって、シロツリフネと呼ぶ。船の様だという形状は、花が筒状になっていていること葉の下に咲くのが面白い。種子が熟すと「ホウセンカ」の様に弾けて飛び散るとのこと。

中国語では、鳳仙花Fengp4xian1hua1。ここでホウセンカとつながった。

鳳は簡体字で風の冠に×を書く。

ここで、中国語の発音記号表記を説明。以前も説明したが、「四声、ピンイン」と言われ第1声から4声までと軽声とがある。1は平に発音。2は上にあげる、3は下げてから上げる。4は上から下げる。

漢字と発音の説明とも八嶋流なので、あくまで参考に。

NO.66 ミズヒキ

ミズヒキ(水引)は、ツリフネソウと同じ場所と云うか、今の時期、あちこちに長い期間、咲いている。
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赤が多い、黄色、金色と言うべきか、「キンミズヒキ」もあった。漢字の通り、祝儀袋に付いている赤白の細くよった紙紐に似ているからだ。そもそも水引とは、と調べて見ると室町時代に明からの輸入品に、赤と白の紐が縛り付けられていたから、単に目印だったようだが、受け取った日本側が贈答品の習慣と思ったと云う説や、航海の魔除けとした綱が赤く変色したからとの説もある。いずれにしても、室町時代に献上品には紅白の麻紐を使って、金銀に染めた紙糸も使われたそうだ。日本文化となった。

中国語では、花のミズヒキは、毛蓼Mao2liao3、又は金銭草Jin1ian2ao3。と出たが、蓼はタデのことであり、金銭草は逆引きで「アオイゴケ」ともあるので、毛蓼の方かな、とも思う。

祝儀袋の水引は、花紙縄Hua1zhi3sheng2とネットで出たが、これは日本にある水引や紙紐を中国語で表現したもの。
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水の少ない月山池
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二岩山の分岐にて。

急なお知らせですが、29日(日)に野山ウオーク、植物観察会をします。詳しい方が参加します。サイカチ周辺です。申込は前日、午前中まで。

10月の野山ウォークは11、25日の金曜日。登山講座は15(火)、23(水)日の日帰りですが、野山ウォークになる場合もあります。参加状況と天候判断で日程、場所を決定。
 10月29(火)、30(水)の二日間に、小屋泊又は現地泊の講座を予定。9月にも二回予定したが、それと同様に日帰りや野山になる場合もある。但し、この二日間は「朝日連峰登山」
の希望もあるので、参加希望の方は、早めにお知らせ下さい。
希望により随時、追加します。変更もありますから、事前の確認をして下さい。
福祉登山は10月19日の土曜日。野山同様、県内の散策路で開催。 
※申し込みは毎回終了後に次回の参加受付。以外は電話、留守録、SNSなどで。申込・野山ウォークは原則3日前、講座は7日前です。キャンセルは前日17時まで。※「中止」以外、申し込み者に当方から返信は特にしません。 以上。

9月も企画が多かったので前半を報告し、「おもしろ花図鑑」を盛り込むことにした。

9月6日(金)は、作並の鎌倉山へ。

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NO.61 アザミは薊(あざみ、ケオ、ケイ)と書く。

「アザム」の傷つける、驚き、あきれると云う意味で、それが由来との説もある。「欺く」の言葉もある。

トゲがあるので棘草との別名もあり、良い印象はないが別な面もある。

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スコットランドの国花であると云う。

そのトゲによって、外敵から国土を守った歴史には興味がある。勲章、銀貨にもなっているようだ。時は1400年代、ノルウェー軍が攻めて来た時、アザミのトゲを踏んで痛みがあって撤退したと云う伝説だ。確かに、野戦でアザミが多ければ苦戦する。

キリスト教の聖花でもある。

もう、一つ、北京市の古い地名が「薊」だったことも知った。中国の春秋戦国時代(紀元前の時代)の燕と言う国の首都だった。

 花のアザミの中国語は、ズバリ「「薊Ji4」だった。

漢字の意味を分析すれば、草冠に魚と刀は「トゲ、骨」のことらしい。

嫌われたり、崇められたりの花だが、これから見方が変わりそうだ。

画像はアザミでよいかは分からないが、撮影して思い付いたので書いて見た。

 9月8日(日)は仙台市青葉区大倉、熊ヶ根の奥、豆沢川へ。

水道資料館に立ち寄ってから、川に入った。ワラジを持参したので、体験してもらった。

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私は3回目の訪問で、以前はキッズ講座で来ていたが、地層や川底の岩模様が面白いので、ゆっくり観察したいと思っていた。

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いろいろな発見があったので、また行きたいと思っている。

 野山ウォークは9月16日(金)に沢コースを歩いた。

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ガマズミは以前、5月30日のブログ、NO.36で取り上げた。その時は、花がテーマで画像が間違っていて別なのをアップしてしまった。
今回は
赤い実で、大丈夫と思うが、やや不安はある。
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「果実酒」として知られている。画像は間違いでは無いと思うが確信は無いが、ちょうど今頃(初秋)から色付いて、晩秋になり、白っぽい粉がふいたら食に適するようだ。

 9月15日(日)は、蔵王の不忘山に登った。希望者があっての実施だったが、私(八嶋)が19歳で初めての冬山登山だった山。吹雪で何も見えない山頂だったが、その後、四季を通じて何度も登っている山だ。

花は、夏から秋に変わる時期である。

NO.62 ウメバチソウは梅鉢草と書き、文字通り「梅の小鉢」のようだ。

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分布を見ると、地球儀の北半分とは、おおげさだがかなり広い。

中国語では、梅花草mei4hua1cao3と名前は似ている。もしかしたら、この漢字で日本に入って来て、すこし、漢字を変えたかも知れない。そこが、面白い。

NO.63 ハクサンフウロは白山風露と書く。フウロウソウ科フロウソウ属の多年草とあるので、

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日本固有種であるから、中国語には無いと思うが分からない。

白山は以前に紹介したように、白山で初めに観察されたからだと思うが、風露(フウロ)が分からない。

類植物にゲンノショウコとあったが、この漢字表記が「現の証拠」と書くようだ。生薬で胃腸に効果があり、「実際に効く証拠」というから面白い。

こちらは、中国にも分布しており、老鶴草lao3he2cao3と言う花のようだ。

百度百科(中国版のネット情報)で見ると、ハクサンフウロにもかなり似ている。いずれも、今は証拠を出せないので課題とする。

NO.64 イワインチンは岩茵蔯と書く。不忘山の登山中にネットで花の名前が分かって、かってに「陳さんに因むいわれがある岩場の花」と解釈して覚えたが、日本固有種で本州の中部地方以北に分布。高山の岩場や砂礫地に生育するという。陳さんは関係ない様だ。

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一応、中国語で調べたが、分からない。
但し、「インチン」で「影青」と云う漢字がヒットした。有名な「景徳鎮」の磁器で、青白磁、白青磁などがあるが、この影青は白に一部青く見える部分があるという。こっちも見て見たい、それも面白い。

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