NO.15
ヤマブキは、太白山山麓で今が満開、画像は4月26日の撮影。

先週も、この場所に行って、すこし咲いていたのを見ていたが、今は斜面に溢れるように、流れ落ちるようになっていた。

ヤマブキ色は、小判の色と例えられるが、オレンジ色と黄色の中間色、黄金色とも言える。

ヤマブキは一重と八重がある。そのことに関連することで「太田道灌と山吹の話」がある。
ここでは詳しく書かないが逸話、伝説、落語で知られていることが面白い。

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漢字では、山吹だが「棣棠」とも書いてヤマブキと読むようだ。

棣棠は、ヤマブキの中国語の表記で「棣棠色」の表現もあるようだ。

北海道には苗字としてもある。そのことは中国語、漢語とそれを伝えた僧が由来のようだ。

棣は、ダイ、テイの日本読みで「にわざくらさl「にわうめ」のことで、郁李(いくり)とも書くようだ。

棠は、音読みはドウ、ダゥ、トウ、タゥで、訓読みは「やまなし」とのこと。

それらはネット情報だが、これ以上のことは分からない。

NO.16

ウラシマソウは、サトイモ科テンナンショウ属とのこと。

サトイモ科と知れば、前に書いた水芭蕉と同じで、なるほどと思う。

このウラシマソウも三日前の太白山散策路で撮影。

この日は、上部の天候が悪く太白山の登山道を一周して同じ場所に戻って、そこで昼休みをして撮影したので、はっきり場所を覚えている。後日も観察したい。

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浦島太郎が釣りをしていることから、と言うのは無理があると思うが、長い釣り糸のようなものは肉穂花序(にくすいかじょ)と言うらしい。

ウラシマの由来があまりにこじつけがましいがが、学名にもUrashimaと付いているから古い呼称なのだろう。

中国語では、天南星黒松①②の七文字の漢字、①は並の上の点々が無い漢字、たぶんの字。

②はノギ辺の中の字で、の漢字。

これらは簡体字なので、たぶん「天南星黒松亞種」。これなら分かるが、なぜ黒松??。

冒頭で紹介したテンナンショウ属が、中国語の「天南星」と符合する。

テンナンショウ属には、同様な風貌?のマムシグサがある。

あるネット情報に、これらの花は美醜の判断が人によって、真二つに分かれると書かれていたが、もう一つ「面白い」を入れてもよい思う。


前回の花の園は、「桜の園」訂正します白い桜もあった。

次に前回のKさんからのコメント
ムラサキケマン→ケマンとは仏像の胸の辺りの装飾品でうちわ形の金属に蓮の絵などが描かれているので確かめてみては…有毒でウスバシロチョウの食草(ウスバシロチョウも毒を持つ)でも花言葉は「あなたの助けになる」?
ヒトリシズカ→別名眉掃草。花に見えるのは花ではなくオシベで、ブラシのようで、眉を掃くのに見立てたもの。山菜で辛子醤油で食べると美味。
ニリンソウ→アイヌは冬の備蓄食料として春先ニリンソウを摘む。別名ガチョウソウ。葉がガチョウの足に似ていることから。トリカブトに似ているため、蕾のついたもの以外は山菜として摘まないほうがよい。